現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 「美女と野獣」ジャン・コクトー自宅、記念館に2007年07月19日10時52分 小説「恐るべき子供たち」や映画「美女と野獣」で知られるフランスの芸術家ジャン・コクトー(1889〜1963)の自宅を記念館に改修するプロジェクトが、パリ郊外で進んでいる。芸術の分野の枠を超えて活躍し最先端のライフスタイルを貫いたコクトーの人生を伝える試みだ。
パリ中心部から南に車で約1時間、ミイラフォレの町中にある3階建ての館をコクトーは47年、「美女と野獣」で主演した同性愛の相手の俳優ジャン・マレーと購入。亡くなるまで暮らした。02年に空き家となり、実業家ピエール・ベルジェ氏が地元自治体と協力して購入、記念館につくりかえる計画を立てた。 室内にはコクトーが使っていたといわれるベッドがそのまま残り、マレーが描いた壁画も鮮明。ただ、16世紀に建てられた家の傷みは激しい。計画では、自治体の補助に加え寄付も募って310万ユーロ(約5億円)を集めて改修。保存されている家具や調度品も配置し、コクトーの生活の様子を再現する。 コクトーは自ら芸術に取り組む一方で、前衛芸術家のパトロン、相談相手として多くの人材を世に出した。また、同性愛を公言するなどして世の批判を浴びながらも最先端の生き方を擁護した。ジャン・コクトー館のステファン・ショマン事務局長は「彼の生き方は当時非常に勇気のあるものだった。その人生そのものを訪れる人に見てもらいたい」と話している。 記念館は来年6月開館の予定。 PR情報この記事の関連情報 |