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「赤い砂漠」「欲望」 アントニオーニ監督が死去

2007年07月31日20時10分

 「赤い砂漠」「太陽はひとりぼっち」などで知られるイタリアの映画監督ミケランジェロ・アントニオーニさんが30日、ローマの自宅で死去した。94歳だった。ベルトローニ・ローマ市長が31日、明らかにした。AP通信などが伝えた。死因は不明。葬儀は8月2日に出身地のフェラーラで営まれる予定。

写真ミケランジェロ・アントニオーニ監督

 12年生まれ。映画批評から出発し、ロベルト・ロッセリーニ監督との脚本執筆や、マルセル・カルネ監督「悪魔が夜来る」の助監督を経験。50年の「愛と殺意」で監督デビューした。

 55年の「女ともだち」で注目され、モニカ・ビッティをスターに押し上げた「情事」(60年)でフランス・カンヌ映画祭の審査員賞を受け、国際的な評価を得た。

 61年の「夜」でベルリン、64年の「赤い砂漠」でベネチア、66年の「欲望」でカンヌと、世界3大映画祭のすべてで最高賞を獲得。人間の孤独や愛の不毛を鋭くえぐった作風が世界の映画監督に大きな影響を与えた。

 晩年は脳卒中の後遺症で言葉が不自由になったが撮影を続け、ビム・ベンダース監督と組んだ「愛のめぐりあい」などを発表。最近作は、オムニバス映画「愛の神、エロス」(04年)の中の一編だった。

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