現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 ベネチア映画祭、29日から 金獅子賞狙い22作品2007年08月26日11時12分 世界3大映画祭のひとつ、イタリアの第64回ベネチア国際映画祭が29日に始まる。創設75周年の節目を祝い、コンペティション部門の審査員は、委員長の張芸謀(チャン・イーモウ)監督をはじめ全員が監督という態勢。三池崇史監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」など22作品が最高賞の金獅子賞を目指す。
「ジャンゴ」は、平家と源氏の血筋のギャングが埋蔵金を目当てに争う村を舞台に、流れ者のガンマンが活躍する和製西部劇。三池監督らしい荒々しいアクションとマカロニ・ウエスタンへのオマージュが基調で、セリフは英語だ。 コンペ参加の「西部劇」には他にブラッド・ピット主演の「ジェシー・ジェームズ暗殺」(アンドリュー・ドミニク監督)もある。 コンペの開幕はジョー・ライト監督「贖罪(しょくざい)」。全米批評家協会賞などを受けた英国の作家イアン・マキューアンの小説が原作で、多感な13歳の少女が純真ゆえに過ちを犯し、姉とその恋人の一生を狂わせてしまう様子をとらえた。 「ラスト、コーション/色・戒」は、05年に「ブロークバック・マウンテン」で金獅子賞を受けたアン・リー監督のサスペンス・ラブストーリー。40年前後の上海と香港を舞台に、2人の立場の違う男の間で揺れる女スパイを描いた。 ほかに、仲たがいしている兄弟3人が父の死を機にインドへ旅するコメディー「ダージリン・リミテッド(原題)」や、俳優6人がボブ・ディランを演じるトッド・ヘインズ監督「アイム・ノット・ゼア」、レンブラントの絵の謎に迫るピーター・グリーナウェイ監督「レンブラントの夜警」、久石譲が音楽をてがけた「日はまた昇る」(姜文監督)など。 コンペには87歳のエリック・ロメール監督、81歳のユーセフ・シャヒーン監督らのベテランも登場、75周年らしい重厚なラインアップになった。各賞は最終日の9月8日夜に発表される。 コンペ外の日本作品では、新しい潮流を紹介するオリゾンティ部門の開幕作品として青山真治監督の「サッド ヴァケイション」が上映される。デビュー作の「Helpless」や代表作「EUREKA ユリイカ」の後日談ともいえる、北九州が舞台の作品で、不思議な縁で自分を捨てた母親と再会した主人公が、異父兄弟に母への怒りをぶつけていく。 北野武監督の「監督・ばんざい!」は特別招待として上映される。すでに金獅子、銀獅子を受賞している北野監督はベネチアに6度目の参加となる。 PR情報 |