現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 母べえ、金熊に挑む 「ベルリン映画祭」7日から2008年02月01日15時34分 世界三大映画祭の一つ、「第58回ベルリン国際映画祭」が7〜17日に開かれる。最高賞の金熊賞を競うコンペティション部門はベテランから若手まで多彩な作品が並ぶ。日本からは山田洋次監督、吉永小百合主演の「母べえ」が参加。国内で抜群の人気を誇る監督と女優が、世界でどんな評価を受けるだろうか。 山田監督のコンペ出品は「ダウンタウンヒーローズ」「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続いて4度目だ。いずれも無冠に終わったが、ベルリンの常連だけに、製作の松竹の関係者から「今回こそは」との声があがる。山田監督も「今度ぐらいは賞をとれればいいなと思っている」と期待をにじませる。 93年の「夢の女」以来のベルリンとなる吉永も「今回は何としても、ぜひぜひ受賞があったらいい。腕力を鍛えて山田監督を胴上げしたい」。 日本映画の最高賞となれば、02年の「千と千尋の神隠し」以来3度目ということになる。 最強のライバルは37歳、過去に「マグノリア」で金熊賞の経験もある米国のポール・トーマス・アンダーソン監督「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」か。石油採掘で巨富を得た鉱山労働者の欲望を徹底的にあぶりだした秀作だ。アカデミー賞で作品、主演男優など8部門で候補になり、主演ダニエル・デイ・ルイスは男優賞の本命と目される。 マイク・リーの新作も参加。すでに「秘密と嘘」、「ヴェラ・ドレイク」でカンヌ、ベネチアの最高賞をとっており、今回ベルリンで最高賞となれば、三大映画祭制覇の快挙となる。 アジア勢は中国のワン・シャオシュアイ、香港のジョニー・トー、韓国のホン・サンス、イランのマジッド・マジディらの面々がラインアップされている。 審査委員長は「Z」「戒厳令」の社会派コスタ・ガブラス監督。結果は現地時間の16日に発表される。 映画祭のオープニング作品は、昨年に「ディパーテッド」で念願のオスカーを獲得した米国のマーティン・スコセッシ監督の新作。ローリング・ストーンズのライブの模様と舞台裏を追ったドキュメンタリー「シャイン・ア・ライト」(原題)が世界初上映される。 コンペ部門以外の日本作品では、子どもたちが審査するジェネレーション部門に、カンフーの天才少年の活躍を描く「カンフーくん」(小田一生監督)が出品される。 また、若松孝二監督の特集もあり、新作「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」や、過去の作品「壁の中の秘事」など4本が上映される。 PR情報 |