現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 障害のあるレスラー役で「ガチ☆ボーイ」主演 佐藤隆太2008年02月29日14時51分 映画「LIMIT OF LOVE海猿」や大河ドラマ「風林火山」などで存在感のある脇役が目立つ佐藤隆太の主演映画「ガチ☆ボーイ」が3月1日から公開される。記憶が1日しかもたない障害があるゆえにプロレスを始めた大学生を演じている。 舞台は大学のプロレス研究会。在学中に司法試験も合格できると言われていた天才青年・五十嵐良一(佐藤)が入部する。五十嵐はデビュー戦で、プロレスの「段取り」を忘れて、「ガチンコ」(本気で戦うこと)で試合をしてしまう。ガチンコの理由は、五十嵐が自転車の転倒事故で「高次脳機能障害」を負い、「段取り」を覚えられないことだった。 頭は忘れても体の痛みが覚えているプロレスに生きがいを求める五十嵐の生きざまにほれ込んだという。 「逆境の中で必死に光を探して、生きていく強い力、前進していく姿に感動しました。彼の姿を見て、『僕も私も明日からもっとがんばって生きてみよう』とか生きることに少しでもプラスの力が伝われば幸せです」 何度も大技をくらい、ボロボロになる激しいファイトシーンもスタントを使わず、自分でやることにした。「百%本気でやりました。本気でやることで観客に伝わるものが生まれると思ってたので。プロレスは好きなのですが、見るのとやるのとでは大違い。本当に痛かったですが、地元エキストラのみなさんの歓声のおかげで痛みを忘れることができました」 それ以上にチャレンジだったのは、一度寝てしまうと記憶が消えてしまう五十嵐の感情を表現することだった。「心の中に不安感と恐怖心がうず巻く不安定な感情を常に持って演じました。気が楽だなというシーンが一つもなかったですね」 小泉徳宏監督とは同じ80年生まれということで、それこそ「ガチンコ」で役作りを話し合った。「変な気をつかわず、遠慮なく意見をぶつけ合い、納得できるまで話し合いました。そういう機会がきちんと得られたことは僕にとって恵まれた時間でしたね」 PR情報 |