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「どんな色も出せる作品」 映画「相棒」の水谷豊

2008年04月25日15時41分

 テレビ朝日系の人気刑事ドラマ「相棒」の劇場版が5月1日から公開される。天才的な頭脳で事件を解決する杉下右京を演じるのは、25年ぶりの映画出演となる水谷豊。5月14日には自身のヒット曲を収録したCDアルバムも発売され、55歳の春は充実の季節になった。

写真「評判が良くてもそこに安住してはいけません」と語る水谷豊=安藤由華撮影

 「相棒」は冷静な杉下(水谷)と熱血漢の亀山薫(寺脇康文)だけの警視庁特命係が難事件を捜査・解決していく。00年の2時間ドラマから02年にシリーズ化され、今年のシーズン6まで高視聴率を続けている。

 「大人が楽しめるドラマが発想の原点。この作品はどんな色もだしていける。シリアス、エンターテインメント。サスペンス、コメディー……、一つでこれだけ表現できるドラマはそうそうはありません」

 切れ者だが変人、皮肉屋だが心根は優しいといった杉下のキャラクターも魅力的だ。「知人の感想も『どうしてあんないやな役をやっているの?』から『どこからああいう発想したの?』になっていった。見ているうちに新鮮に見えるだろうという思いは最初からあったのです」

 ネットの処刑リストによる連続殺人とマラソン大会の爆破予告。劇場版は特命係にかつてない規模の事件が降りかかる。西田敏行、平幹二朗、津川雅彦らキャストも豪華だ。

 また、22年ぶりの新アルバム「タイムカプセル」では、人気ドラマの主題歌「カリフォルニア・コネクション」など13曲を収録した。アレンジを新しくしたり、挿入のセリフを変えてみたり。例えば「表参道軟派ストリート」のセリフには「杉下右京」の口調が入っている。

 「表参道でナンパする男の歌ですからね。歌っていて照れないかなと思っていたのですが、できちゃう自分も怖いです。『相棒』の刑事とナンパしている男とまるで別の世界に生きている男なのですが、何かが一緒なのです」

 さて、若い時の当たり役「熱中時代」の北野広大先生に再トライしませんか?

 「北野広大はいまどこで何をやっているのだろうと思うことがあります。僕はあれ以上の先生役をやれる自信はありません。だから、もし先生をやるとしたら彼以外はできないでしょうね」。50代の北野先生も見てみたいものだ。(斉藤勝寿)

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