現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 「スラングにも共感」 「ジュノ」主演エレン・ペイジ2008年06月06日15時55分 16歳の高校生の妊娠をきっかけに、恋人や親子、夫婦の関係を軽やかに見つめ直した映画「ジュノ」が14日から、全国公開される。米国では口コミで評判が広がり、公開時は10に満たなかった劇場数が2千館を超える大ヒットに。シンデレラ物語はジュノを演じたエレン・ペイジにも及び、アカデミー主演女優賞の候補になった。
「スラングだらけの脚本を読んだ瞬間、ジュノに共感を覚えた」と話すペイジ。「彼女は尊大にみえて繊細、行き当たりばったりのようで頭はいい。そして誠意がある」 70年代のパンクロックとB級映画が大好きなジュノは男友達との興味本位のセックスで身ごもってしまう。当然、中絶を考えたものの、同級生の一言をきっかけに出産することに。両親、子供の里親となる夫婦、男友達や同級生に支えられるなか、ジュノは少しずつ大人になっていく。 「この作品のような物わかりがいい人ばかりと限らない。でも、重い題材をメロドラマにせず、それでいて中絶と出産、両方の選択を民主的に示したのが、多くの人に受け入れられた理由だと思う」 87年、カナダ生まれのペイジも、多くの人との出会いから「大人」になった。「はじめはクラブ活動の気分」だった演技も、同国のモリー・パーカーと共演して開眼。「人を学び、人を知るというのが演技の第一歩だと、体で教えてもらった」。そして05年の「ハード・キャンディ」の狂気を秘めた中学生役で注目を集めるに至る。 とはいえアカデミー授賞式については、「とてもシュールな光景だった。私は役に恵まれただけ」と謙虚にふり返る。現在、出演依頼はさらに殺到、ドリュー・バリモアの初監督作品などの出演作が控えている。(野波健祐) PR情報 |