吉沢ひとみショック癒えぬまま大阪公演
2007年01月14日
実弟の吉沢弘太(こうた)さん(享年16)を交通事故で亡くしたモーニング娘。の吉沢ひとみ(21)が、リーダーの責務を優先させた。出演が微妙だった14日のハロー!プロジェクト大阪公演の出演を13日、決断した。所属事務所の配慮で一時は降板が決まったが、吉沢がスタッフに「出演したい」と申し出た。弟の葬儀もまだ行われていないが、気丈な姿勢で、5月のモー娘卒業を大阪のファンに直接報告する。
仲が良かった5歳下の弟を突然失い、失意の底にいる吉沢だが、ファンが待つステージに立つことを決めた。14日に大阪厚生年金会館で行われるモー娘、美勇伝らの共演コンサート「ハロー!プロジェクト2007 Winter〜ワンダフルハーツ乙女Gocoro〜」に出演する意思を、この日夜までに固めた。体調不良を気遣う周囲の説得を振り切り「予定通り出演したい」と初志を貫いた。
吉沢は弘太さんの悲報を受けた11日からすべての仕事をキャンセルし、遺体に寄り添っている。関係者によると、両親とともに泣き崩れ、仕事どころか人前に立つことすら困難な状況という。前日まで事情を尋ねようとする所属事務所のスタッフとも会話ができない状態が続いていたが、この日になって口をついて出た言葉が「ステージに立ちたい」だった。
気丈な姿勢を装っても、周囲から見て吉沢の衰弱は明らかだった。事務所側の気遣いで1度は降板が決定した。しかし、吉沢にはファンとの約束があった。2日に都内で行った新春公演で5月にモー娘から卒業することを発表し、直接報告していない大阪のファンに自分の口で伝えたかった。痛々しくもリーダーの責任を全うしようとする吉沢の姿勢に事務所側も折れ、本人の意思を尊重することにした。壇上で弘太さんの急逝に触れるかは不明という。
通夜、葬儀・告別式は週明けにも都内の斎場で営まれる。吉沢は14日の公演に出演後、すぐに東京に戻り、最愛の弟に最後の別れを告げる。
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