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ワーグナーお家騒動決着? バイロイト音楽祭の後継問題

2008年04月12日11時58分

 【ベルリン=金井和之】ワーグナー楽劇の本拠地「バイロイト音楽祭」のウォルフガング・ワーグナー総監督(88)がこのほど、争いが続く後継者問題で、娘ら2人を後継指名し、決着を図る意向を示した。DPA通信などが伝えた。

写真昨年7月25日、バイロイト音楽祭開幕の記念撮影をするウォルフガング・ワーグナー総監督(右)と娘のカタリーナさん(中央)。左は亡くなった妻のグドルンさん=AP

 報道によると、ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーの孫にあたる総監督は、資金提供者らに送った8日付の書簡の中で引退を示唆するとともに、娘のカタリーナさん(29)と前妻の娘エファ・ワーグナー・パスキエさん(62)を後継者に挙げた。2人は音楽祭の実行委員会が今月29日に開催する会議までに、今後の運営方針などを共同で提示する予定だという。

 健康問題を抱える総監督の後継をめぐっては、エファさん、総監督の兄の娘、総監督の妻らを巻き込む骨肉の争いが続いていた。最近、カタリーナさんが新たに後継者に名乗りを上げ、総監督も支持。経験の浅さを補うため、音楽祭を仕切ってきた妻グドルンさんを後見人に据える構想を描いていたが、昨年末に急死し、思惑が外れた。

 音楽祭は赤字に苦しむ状況にあり、バイエルン州などが補助金増額の条件として後継者問題の早期解決を迫っていたことから、「折衷案」として共同後継者を提案し、幕引きを図ろうとしたものとみられる。

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