現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>音楽> 記事 延原武春がベートーベン交響曲、古楽で全曲演奏2008年04月25日16時58分 大阪を拠点にする指揮者の延原武春が、古楽器によるベートーベン交響曲全曲演奏に挑んでいる。 63年に古楽団体「テレマン室内管弦楽団」の前身を創設。82年には、他に先駆けて「第九」を作曲者の指示通りのテンポと編成で演奏した。 ガーディナーやホグウッドら古楽の巨匠と付き合う中、古典派音楽をどう演奏すべきか、考えるようになった。 「バロック以前は基本的に指揮者のいない親密なアンサンブルだから、古楽器で演奏するのがいい。でもベートーベンの時代には指揮者が君臨するようになる。つまり、僕らの時代と同じ。当時の楽器を使わなくてもよいのでは」 しかし、チェンバロの中野振一郎やバイオリンのサイモン・スタンデイジらと共演するうち、あえて当時の楽器を使うことでベートーベンという作曲家の総体を見つめ直したいとの気持ちになった。 簡素な書法の1、2番から巨大な「第九」までを、バロックから近代への歴史と重ねることで、個々の作品に迫ることができる、という。 誰の懐にも飛び込む明るいキャラクターだが、譲らないところは譲らない。古楽ブームに乗ってビブラートをかけない演奏が増えている風潮にも異を唱える。「理屈で古楽をやったらあかん」 ライブにこだわる。「一瞬一瞬消えてなくなる音が一生心に残る。こんな芸術ほかにないから、僕は音楽をやる」 次回は28日、大阪・いずみホールで。日本テレマン協会(06・6345・1046)。 PR情報文化・芸能
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
一覧企画特集
ショッピング特集朝日新聞社から |