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祖母に捧ぐ津軽三味線日本一 全盲奏者、踊正太郎さん

2008年05月04日08時23分

 第2回津軽三味線日本一決定戦の「日本一の部」が3日、青森市文化会館で開かれ、全盲の奏者として知られる東京都品川区の踊(よう)正太郎さん(31)が優勝した。踊さんは「三味線を始めるきっかけをくれた祖母に、日本一になりましたと伝えたい」と喜びを語った。

写真2代目の日本一となった踊正太郎さん。熱演に会場から惜しみない拍手が送られた=青森市文化会館

 日本一の部は独奏の「曲弾き」と、歌い手と共演して津軽5大民謡のうち、1曲を奏でる「唄(うた)付け」の総合点で競う。今年は17人が出場した。

 踊さんは曲弾きでじょんがら節、唄付けでよされ節を演奏した。「津軽らしい、どっしりと重みのある演奏を心がけている」と話すとおり、メリハリのある演奏で、両部門で最高得点を獲得した。

 本名は進藤正太郎さん。生まれつき全盲だった踊さんは民謡踊りを教えていた祖母の進藤ようさんの影響を受け、6歳で三味線を始めた。プロとして活動を始めた後にようさんが亡くなった。

 23歳から、演奏者としては「よう」の当て字の「踊」を名乗っている。「三味線の音色は子守歌のようだった。祖母は私の大恩人です」

 現在は東京を中心に演奏活動をし、昨年から弟子をとるようになった。ピアノやサックスなどとの共演にも積極的で「幅広く勉強し、技術を高めていきたい」と話した。

 2、3両日繰り広げられた各部門の優勝者は、以下の通り(敬称略)。

 ▽A級男性 山口晃司(名古屋市)▽A級女性 浅井夏美(青森市)▽B級 神山卓也(東京都荒川区)▽ジュニア 神山英徳(同)▽シニア 小林希代乃(札幌市)▽団体りんごの部 佐々木孝三絃会(同)▽団体ねぶたの部 佐藤三絃会(同)

(北沢拓也)

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