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突貫工事の様子つぶさに 東本願寺・御影堂の新図面発見

2006年11月07日

 真宗大谷派本山の東本願寺(京都市下京区)の中心的な建築物、御影(ごえい)堂を1860(安政7)年に再建した時の図面が見つかり、同派が7日発表した。翌年に控えた宗祖・親鸞の600回忌法要をここで営むため、軒下の組み物を省き、簡単な瓦を使うなどして2年間のスピード工事で再建にこぎ着けた苦労が、うかがえるという。

写真

新たに見つかった安政年間の御影堂の正面図(手前)と側面図(中央)=7日午後、京都市下京区の東本願寺で

 図面は東本願寺の倉庫で見つかった。正面図(縦約70センチ、横約150センチ)、側面図(縦約70センチ、横約130センチ)、平面図(縦約60センチ、横約70センチ)の計3枚。この図面に基づき、当時再建した御影堂は高さは約28メートルで、再建前より約10メートル低い。「突貫工事」で法要に間に合わせたものの、4年後の蛤(はまぐり)御門の変で再び焼失。1895年に現在の御影堂が建てられた。大谷大の木場明志教授(日本仏教史)は「現在の御影堂と違い、建物の周辺を囲むように軒柱がついている。太い柱材が手に入らず、補強する必要があったのでは」と話す。図面は9日から28日まで、東本願寺参拝接待所ギャラリーの特別展で公開する。無料。

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