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ローマ法王に献上屏風絵は無断模写 安土町が作家に謝罪

2007年02月21日

 滋賀県安土町が05年11月にローマ法王ベネディクト16世に贈った安土城を描いたミニ屏風(びょうぶ)が、同町城郭資料館に展示されている陶板壁画を無断で模写したものだったことがわかった。同町の津村孝司町長が21日、壁画の原画を描いた広島県福山市在住の画家、宇田妙子さん(74)を訪ねて謝罪した。町側は「著作権に関する認識が甘かった」としており、今後、宇田さんの名誉回復策を検討するという。

 ミニ屏風は、町の依頼を受けた日本画家の大野俊明・成安造形大学教授が、宇田さんの陶板壁画を模写して制作。05年11月に津村町長らが16世紀に天正遣欧使節により当時のローマ法王に献上され、その後行方不明になった屏風絵「安土城之図」の調査のためにバチカンを訪れた際、お土産として法王に渡された。

 町によると、模写を依頼した際、宇田さんの許諾を受けていなかった。大野教授からも許諾についての確認を求められたが、町の担当者は許諾を得たと受け取れるような返事をしていたという。

 新聞記事で無断で模写された屏風絵があることに気付いた宇田さんが町に抗議していた。

 福山市内で宇田さんと面会した津村町長は「ご迷惑をおかけした」と謝罪。宇田さんは「作品を無断で模写されて残念。町は著作権についてあまりにも不勉強だ。名誉回復を図ってほしい」と話した。

 町は今回の問題を受けて「安土城之図」探索プロジェクトを紹介するブログ「ビョウブログ」のトップページに掲げていた大野さん作のミニ屏風の写真を削除しており、宇田さんの名誉回復策を検討するという。

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