国内初、「倒れたままで」恐竜の尾の骨見つかる 兵庫
2007年03月02日
国内最大級の草食恐竜の化石が見つかった兵庫県丹波市山南町の河原で、同じ恐竜の尾の骨などとみられる化石十数個が新たにまとまって出た。発掘調査している同県立人と自然の博物館(三田市)が28日に発表した。骨は、倒れた時のままに近い状態で並んで泥岩層から見つかり、こうした状態で恐竜の化石が発見されるのは国内初という。
 兵庫県丹波市で見つかった草食恐竜の化石。手前の円柱状のものが尾椎、右側の細い筋が血道弓とよばれる骨=28日午後、丹波市山南町で
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今回見つかったのは、円柱形をした尾の骨「尾椎(びつい)」(最大で直径約20センチ)3個と、尾椎の下にあって動脈を保護する細長い骨「血道弓(けつどうきゅう)」(最大で長さ約40センチ)7個。ほかに部位不明の骨が6個。幅2メートル、奥行き1メートルの範囲の中で、尾椎が横に並び、その隣に血道弓が点在していた。
現場は1億4000万〜1億2000万年前の白亜紀前期の地層で、恐竜は体長十数メートルを超えるティタノサウルス類とみられる。昨年夏の試掘で尾やあばらなどの骨が見つかったため、「1体丸ごと出るのでは」と期待されていた。同博物館の三枝春生研究員は「そろった骨格が見つかる可能性がさらに濃厚になった」と話した。
〈真鍋真・国立科学博物館主任研究員の話〉 白亜紀前期のティタノサウルス類の化石は、北半球ではあまり発見されていない。1体分の骨が乱れずに残っていれば、進化の過程などを知る世界的にも重要な標本になる。
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