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高松塚古墳、石室上の土層に大きな亀裂 地震が原因か2007年03月02日 奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初め)で4月からの石室解体に向けた発掘調査を進める文化庁は2日、石室の約10センチ上方の土層で、天井石の東西の縁に沿って走る比較的大きな亀裂を見つけた、と発表した。過去の地震が原因とみられ、石室の劣化につながった可能性があるという。一方で発掘担当者は、石室近くの土層が入念に突き固められて丈夫だったため亀裂程度で済み、「飛鳥美人」などの石室壁画を守ってきた面もうかがえるという。
主な亀裂は東側に2本、西側に3本あり、長さはいずれも約3.5メートル、幅は各5ミリ〜2センチ。東西の亀裂から外側へ数本の亀裂が放射状に延びていた。東側では、土層の一部が8センチほどずれた跡も見つかった。 同古墳では、地震が原因とみられる亀裂や地割れが多数見つかっている。築造後、南海地震は9回発生し、1361(正平16)年には1.5キロ西のカヅマヤマ古墳の墳丘と石室が崩落。今回の亀裂もこの地震などで生じたと考えられる。 産業技術総合研究所の寒川旭主任研究員(地震考古学)によると、地震で石室の真上の土は周囲より揺れが小さく、この揺れの違いで石室の縁に沿った亀裂が発生した。ただの土盛りだったら崩れてなくなっていたかもしれないという。 PR情報この記事の関連情報
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