現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 川柳作家の時実新子さん死去 句集「有夫恋」2007年03月10日23時25分 女性の内面を激しく鮮やかに詠んだ作品で知られる川柳作家でエッセイストの時実新子(ときざね・しんこ、本名大野恵美子=おおの・えみこ)さんが、10日午前5時15分、肺がんのため神戸市の病院で死去した。78歳だった。葬儀は親族のみで営む。喪主は夫で川柳研究家の曽我六郎(そが・ろくろう)さん。自宅は同市中央区熊内町5の2の30の310。後日、関係者で「しのぶ会」を開く予定。
1929年、岡山県生まれ。25歳の時、新聞への投句から川柳を始めた。63年、初の句集「新子」を自費出版。その奔放な独白は柳壇を驚倒させ、短歌界の与謝野晶子の「みだれ髪」になぞらえられた。 87年に出た句集「有夫恋(ゆうふれん)」はベストセラーとなり、個人の川柳句集が一般読者に迎えられる先駆けとなった。 季刊個人誌「川柳展望」や「月刊川柳大学」を主宰する一方、「川柳新子座」(アサヒグラフ、週刊朝日)など様々なメディアの柳壇も担当。抜群の選句力、鑑賞力で現代川柳の魅力と深さを伝え、すそ野を大きく広げた。 著書に「花の結び目」「小説新子」「死ぬまで女」「白い花散った」など。
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