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大阪の穴場やトリビアを満載 「天満のスイッち」人気

2007年04月16日11時21分

 大阪市北区の天満界隈(かいわい)を住民の目で紹介する単行本「天満のスイッち」が人気だ。17センチ四方の正方形95ページの中に、全国最長を誇る天神橋筋商店街の路地裏の穴場や、町のトリビア(豆知識)を満載。3月の発売から2週間で1500部を完売し増刷した。編集者のふくまきさん(35)自身、「天満好きがこんなにいたなんて」と驚いている。

写真編集スタッフと「天満のスイッち」の取材エピソードを振り返るふくまきさん(右)と福信行さん(左)=大阪市北区浪花町の組立通信編集室で

 ふくまきさんは、旧姓の真柴マキの名で編集デザインを手がけている。北浜のバーテンダーだった福信行(ふく・のぶゆき)さん(46)と4年前に結婚、住まいと事務所がある天満の魅力を伝えようと05年9月から夫婦で月刊のフリーペーパー「天満スイッち」の発行を始めた。「市販の大阪ガイドはキタ、ミナミ、USJで終わり。天満には市場、祭りと多彩な顔があるのに、もったいない」

 取材の過程でおもしろいと思ったことは一から検証した。大阪天満宮への質問は「30代でも巫女(みこ)になれますか?」「なれません。25歳ぐらいまで」「厳しいなあ。ほな、おみくじの大吉の確率は?」。巫女さんはおみくじの箱を開けて、一枚一枚確認してくれた。結果は50分の7。ふくまきさんは「ばかばかしいことにまじめにつきあってくれる大人の友達がたくさんできた」と喜ぶ。

 「小型の市バス(通称赤バス)はベンツとルノー社製」「環状線沿いのレトロなれんが造りの建物は、中西金属工業のオフィス」など、「スイッち探偵団」が解明した謎は多い。

 単行本では、こうしたコラムのほか120を超える地域の店舗、企業を取り上げた。これまで雑誌の取材はお断りという店も、さりげなく登場している。「本に出てるのは氷山の一角。まだまだおもしろい話がようさん、あります」と2人。天神祭でにぎわう夏までに、第2号の発刊を目指す。本体1300円。市内の書店で取り扱っている。問い合わせは同編集室=06・4802・0200へ。

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