現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 星宿図も取り外し 高松塚古墳、「オクトパス」使い2007年05月28日21時12分 高松塚古墳(奈良県明日香村、7世紀末〜8世紀初め)の石室解体で、文化庁は28日、北から3番目の天井石を取り外し、修理施設に運んだ。16石からなる石室のうち6石目の解体。この天井石には金箔(きんぱく)で星座を表現した星宿図(せいしゅくず)(天文図)の大部分が描かれているが、亀裂があり3分割に近い状態だった。損傷の危険があったため、挟んでクレーンでつり上げる鉄枠は従来の2方向ではなく、4方向から押さえる「オクトパス」を初めて使った。 今回の天井石は幅1.84メートル、長さ95.2センチ、厚さ60.3センチ、1.53トン。壁画面には南北方向に2本、東西方向に1本の大きな亀裂が見られ、石材全体に布製ベルトを巻いて補強した。 オクトパスは「Π(パイ)形」の鉄枠を十字に組み合わせてあり、石材を北へ約30センチ動かした後に使用。四方から石材を挟んだ上でつり上げ、6メートル北の作業スペースに移した。 解体作業は1時間半で終わり、夕方に近くの修理施設に専用トラックで運ばれた。これで4枚の天井石のうち3枚が取り外され、東西の壁の青竜や白虎、2組の男子群像の壁画が、報道関係者が代表取材をする断熱覆い屋の2階回廊から確認された。
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