現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 女性最年少の人間国宝 江里佐代子さん死去2007年10月04日12時50分 女性として最年少の人間国宝で、截金(きりかね)師の江里佐代子(えり・さよこ)さんが3日、脳出血のためフランスで死去した。62歳だった。通夜、葬儀の日取りは未定。 活動の拠点とする「平安佛所」(京都市)の関係者によると、江里さんは大英博物館の「わざの美」展で実演などをするため、9月23日に渡英。同28日にフランスへ渡り、同国北部のアミアンで脳出血によって倒れたという。 截金は仏像などに薄い金箔(きんぱく)を張って繊細な模様を描き出す技術。1945年、京都市生まれ。25歳で京都の仏師である康慧(こうけい)さんと結婚。故・北村起祥さんに師事し、後継者難で消えつつあった截金技術の再興に尽くした。 82年に京都府工芸美術展大賞を受賞。そのころから、伝統技術を生かし、屏風(びょうぶ)や額装、飾筥(かざりばこ)などの工芸作品も手がけるようになり、欧米で積極的に作品展を開いて、日本文化を伝えた。02年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。05年紫綬褒章を受章した。 主な作品に截金彩色八角飾筥「花風有韻」(91年、日本工芸会総裁賞)、截金飾筥「シルクロード幻想」(01年、高松宮記念賞)がある。 PR情報 |