現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 「団塊」に負けるな 70代向け雑誌発刊 大阪の出版社2007年11月25日12時05分 大阪の出版社が、70代をターゲットにした情報誌「ななじゅうまる」(210円)を発刊した。「はやりの『団塊世代』だけでなく、戦後の日本を支えた70代にこそ残りの人生を楽しんでほしい」。こんな思いを込めた。
出版したのは、タウン誌「ミーツ・リージョナル」の元編集者の中島淳さん(49)らがつくった出版社「140(いちよんまる)B」(大阪市北区)。昨年、高齢者用の医療商品販売を手がける会社から、70代向け情報誌の共同出版を持ちかけられた。 対象の年齢が高すぎるのではないか。出版社歴23年の中島さんは、こんな不安を抱えつつ、70代の知人らと意見を交わしてみると、これまでのシニア情報誌は価格が高い海外旅行やレストラン、財テクなどを紹介したものが多く、身近な生活情報にニーズがあることがわかった。 若いころに海外を飛び回った元商社員は「関西の肩のこらない食べ放題の店を知りたい」と言い、元大学教授は「まだまだ学びたい」と大学や自治体の市民向け講座について知りたがっていた。 70代の人々がもっと街に出れば、世の中ももっと元気になるはず――。中島さんらはそう考えて出版を決め、先月中旬に第1号を出した。 表紙には「『年、とったもん勝ち』と笑える70代に」というメッセージを載せた。メーンの特集はバリアフリーに配慮したり、こだわりの古書や専門書を置いたりしている京阪神の書店を取り上げた。会社の同僚らとオフィス街や繁華街の店に繰り出した現役時代を思い出してもらおうと、「大阪・本町のうどんすき」「神戸・新開地のハイシライス」を紹介する飲食店特集も組んだ。 中島さんは「前向きに生きる70代への尊敬の気持ちを込めた『応援本』でもあります」と話す。近畿地方の書店で注文でき、問い合わせは140B(06・6445・2105)。 PR情報この記事の関連情報 |