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飛鳥時代の住宅地から最大の建物跡 新田部皇子の邸宅か

2007年12月04日19時24分

 飛鳥時代の「高級住宅地」だったとされる奈良県明日香村の竹田遺跡で、これまでで最も大きい同時代の建物跡が出土し、同村教委が4日、発表した。天武天皇と藤原鎌足の娘との間に生まれた新田部皇子(にいたべのみこ)の邸宅の一部だった可能性もあるという。

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竹田遺跡で新たに見つかった飛鳥時代後半の建物跡。新田部皇子の邸宅の一部だった可能性もあるという=奈良県明日香村で

 遺跡の範囲確認のため約720平方メートルを調査し、掘っ立て柱建物跡6棟を確認した。このうち2棟は飛鳥時代後半(7世紀後半〜8世紀初め)のものとみられ、最大の建物は南北約4.8メートル、東西約12メートル以上だった。方形をした柱穴(1辺約1メートル)の深さは約90センチで、柱の太さは約30センチだったとみられる。

 竹田遺跡は同村北部の見晴らしの良い丘陵地の一角にあり、東西200メートル、南北60メートルの範囲で、今回を含め飛鳥時代の建物跡10棟が見つかっている。

 木下正史・東京学芸大名誉教授(考古学)は「この時代のものとしては立派な柱で、上位クラスの人の邸宅だっただろう。新田部皇子の邸宅の正殿と考えるにはやや小さいが、前殿や脇殿だった可能性はある」と話している。

 発掘報告会は8日午後1時、村中央公民館(先着300人)。現地見学会は9日午前10時〜午後3時(自由見学)。

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