現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 釈迦三尊など全仏像引っ越し 2月、法隆寺金堂を修理2007年12月11日06時24分 現存する世界最古の木造建造物の一つ、奈良・法隆寺の金堂(国宝)の須弥壇(しゅみだん)のしっくいにひびが入り、修理されることになった。修理の間、安置されている国宝・重文などの全仏像12体は来年2月、約100メートル北の上御堂(かみのみどう)に「引っ越し」をする。金堂のすべての像が堂外に出るのは、火災で焼損した金堂の解体修理落慶(1954年)以来53年ぶり。
12体がある須弥壇(東西8.7メートル、南北5.4メートル、高さ約0.57メートル)は最近、表面のしっくいにひび割れが生じ始めた。54年の解体修理に伴って内陣の国宝壁画を搬出するために切り崩した北東隅部分で特に目立つ。寺ではすでに、この場所に立っていた多聞天像(国宝、7世紀)を像の安全のため堂外へ避難させた。 修理は3月にしっくいをすべてはずし、本体にひび割れが及んでいるかどうかを確認。必要な部分を修復したうえ、再びしっくいを塗って乾燥させる。 金堂には、聖徳太子夫妻のために止利仏師(とりぶっし)が造った銅造釈迦三尊像(国宝、623年)や、太子と推古天皇が完成させた銅造薬師如来坐像(ざぞう)(同、607年)など、国内最古級の名作がある。1949年1月の火災で金堂が焼けて一時外へ運び出されたが、金堂落慶後は元の須弥壇の上に安置されてきた。 PR情報 |