現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 将棋名人戦第2局 初日早くも勝負所 森内名人が大長考2008年04月22日16時14分 ◆羽生挑戦者、驚きの仕掛け
駒組みが続くかと思える展開から、31手目に羽生挑戦者が驚きの仕掛けを敢行した。途中図の▲3五歩がその一手。25手目に▲3五歩から1歩を交換したばかりなのに、△6三銀に対してまた合わせたのだ。△3五同歩▲同銀△3四歩と進んだ場合、銀を引く手はないので攻め続けるしかない。 一例は▲8三歩△同飛▲2四歩△3五歩に▲5六角と打ったり、▲2三歩成と踏み込んで、△2七歩▲4八飛△2三金▲5六角、といった攻め合い。詳しくは有料中継を見ていただきたいが、早くも勝敗を左右する勝負所に突入した。森内名人は大長考に沈んでいる。 対局の指し手は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で詳報中 ◆対局再開 午後1時半に対局が再開。報道陣が見守るなか、△3五同歩▲同銀と進行。その後、△3四歩▲4六銀△6三銀と比較的早く進んでいる。 対局の指し手は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で詳報中。 ◆羽生挑戦者が積極策 午後0時半になり、昼食休憩に入った。第1局は1日目で29手(封じ手含む)しか進まないスローペースだったが、本局は早くも25手(途中図)まで進んでいる。 「1手損角換わり」に誘導した森内名人に対し、羽生挑戦者は「早繰り銀」の積極策に出た。飛車先を交換した森内名人に対し、間をおかずにすかさず▲7七桂。A級順位戦の最終局で、降級の危機にあった佐藤康光二冠が木村一基八段に指した構想で、時間の使い方から見て用意の作戦だろう。羽生挑戦者が▲3五歩と早くも仕掛け、緊迫した展開になっている。 朝日新聞解説の久保利明八段は「▲7七桂では▲7七角の実戦例が多いが、あえて少ない方を選んだからには、『指せる』という思いがあるのでしょう。早いペースですが、実戦例から離れたところで長考の応酬になると思います」 持ち時間各9時間のうち、消費時間は羽生挑戦者1時間50分、森内名人1時間26分。 対局の指し手は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で詳報中。 ◆対局室は明治時代の名建築 堺は千利休を生んだ地。対局室の茶室「伸庵(しんあん)」は世界最大級の墳墓、仁徳天皇陵古墳に隣接した大仙公園内にある。明治時代の茶室建築の粋を集めたといわれる名建築で、国の登録文化財だ。名人戦では、97年4月の第55期名人戦第1局が指された。挑戦者の谷川浩司竜王(当時)が羽生名人(同)を破って、十七世名人の資格を勝ち取った歴史的なシリーズだ。谷川九段は今対局の立会人を務めている。 堺は、明治から昭和にかけて活躍した棋士、阪田三吉の生誕地でもある。関根金次郎十三世名人、木村義雄十四世名人との激闘は将棋史を彩る。偉大な先人の功績を記念し、堺市は将棋の普及に力を入れている。春に開かれている阪田三吉名人杯将棋大会は、多くの将棋ファンでにぎわう全国有数のアマ大会だ。同市堺区の市立人権ふれあいセンターにある「阪田三吉記念室」には、将棋盤や駒など、ゆかりの品々が展示されている。 午前10時半現在、15手まで進んでいる。後手番の森内名人が1手損角換わりに誘導した。 対局の指し手は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で詳報中。 ◆第2局始まる 森内俊之名人(37)が羽生善治二冠(37)に先勝して開幕した第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第2局が22日午前9時、堺市の茶室「伸庵(しんあん)」で始まった。両対局者に加え、立会人の谷川浩司九段、記録係の牧野光則三段も和服の正装。谷川九段が対局開始を宣言すると、先手の羽生挑戦者は▲7六歩と角道を開けた。森内名人は△3四歩と応じた。持ち時間は各9時間の2日制で、23日夜に終局する予定だ。 対局の指し手は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で詳報中。
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