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北野天満宮の国宝絵巻、デジタル複製画が完成 日本HP

2008年05月02日03時05分

 鎌倉時代前期に描かれ、京都市上京区の北野天満宮に秘蔵されている国宝「北野天神縁起絵巻」(承久本)がデジタル技術を駆使して複製され、1日、同天満宮で公開された。コンピューターメーカーの日本ヒューレット・パッカード(HP)社が、全9巻(1巻は幅52センチ、長さ約8.5〜12メートル)を半年がかりで制作、奉納した。

写真デジタル技術を駆使した精密な複製絵巻を見る橘重十九宮司=京都市上京区の北野天満宮

 同絵巻は、菅原道真の生涯や天満宮にまつられた由来などを鮮やかな色彩で描き、絵巻の傑作の一つとされる。作品の劣化を避けるため、これまではほとんど公開されていない。日本HP社は実物を高画質で撮影。細かな色調や明暗を解析し、最新鋭のプリンターで和紙に出力した。複製絵巻の制作は、同社が申し出て実現した。

 同天満宮の橘(たちばな)重十九(しげとく)宮司(59)は「寸分の狂いもないすばらしい仕上がり。これで多くの方に絵巻の内容を見てもらえる」と話した。複製は同天満宮宝物殿で2〜31日に一般公開される。

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