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小笠原諸島を世界自然遺産候補に 暫定リスト掲載を決定

2007年01月29日11時45分

 政府は29日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、小笠原諸島(東京都小笠原村)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産登録に向けた暫定リストに追加することを正式に決めた。富士山(静岡、山梨)、富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬)など文化遺産候補4件とともに、2月1日までに世界遺産委員会事務局(パリ)に提出する。

写真世界自然遺産の暫定リスト入りが決まった小笠原諸島。南島周辺の海はサンゴ礁が広がっていた。後方は父島=東京都小笠原村で、本社機から 

 暫定リストは各国政府が近い将来に遺産登録をめざす物件の一覧表で、登録に向けた最初の国際的な手続きとなる。リスト掲載後、1年以上たたないと本推薦が出来ないルールになっている。

 小笠原諸島については、現地で深刻化している外来種への対策を今後3年かけて進めた後、11年夏の登録をめざす。登録されれば、屋久島(鹿児島)、白神山地(青森、秋田)、知床(北海道)に続く国内4カ所目の自然遺産となる。

 小笠原諸島は日本列島の南約1000キロに位置し、かつて一度も大陸と地続きになったことがない。このため独自の進化を遂げた多くの固有種が見られ、亜熱帯性海鳥の重要な繁殖地にもなっている。

 一方で19世紀初頭まで無人島だったことから、人によって持ち込まれた外来種が爆発的に増えやすいという弱点があり、すでに米国原産のトカゲなどが生態系を脅かしている。環境省や林野庁などは、世界遺産登録の可能性を高めるために駆除などの外来種対策を進め、順調に行けば10年に本推薦する方針だ。

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