応挙の世界、デジタルで再現 東京国立博物館に複製画
2007年02月09日
約220年前に京都の人気絵師円山応挙と弟子が描いた水墨画の空間が、最新技術でよみがえった。東京国立博物館(東京・上野公園)の応挙館で、ふすまなどとして設置された障壁画41点の複製画が8日、公開された。同博物館のガイドツアーで鑑賞できる。
 複製された「芦雁図」=8日、東京都台東区の東京国立博物館で
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複製されたのは、同博物館の庭園内にある応挙館のふすまや床の間の壁などに描かれた障壁画。松竹梅や蘆(あし)、雁(がん)が水墨で伸びやかに描かれている。
原画は白い紙が紫外線などによって黄色に変わり、色むらも目立つ。最も劣化の少ない部分の色を基準に、大日本印刷が開発したデジタル画像処理技術によって、繊細な墨の濃淡や正確な筆の運びを忠実に再現した。同博物館は「応挙が意図した本来の立体的な構成が、実感できるようになる」と話している。
応挙館の障壁画50点のうち41点が複製され、残り9点も複製作業中だ。原画は取り外して保管し、随時展示する予定で、一部は3月11日まで本館で展示されている。
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