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学士院賞に11氏 「自然免疫のしくみ」審良氏ら

2007年03月12日22時22分

 日本学士院(長倉三郎院長)は12日、優れた研究業績を表彰する日本学士院賞を9件11人に贈ることを決めた。人間から下等動物まで備えている自然免疫のしくみの解明に貢献した審良静男・大阪大微生物病研究所教授と、鹿児島県・大隅半島の集落を舞台に幕末期の農村社会を克明に描いた秀村選三・九州大名誉教授には恩賜賞も贈る。授賞式は6月に開く。受賞者と受賞対象は次の通り。

 【恩賜賞・日本学士院賞】

 秀村選三(ひでむら・せんぞう)九州大名誉教授(84)=日本社会経済史=幕末期薩摩藩の農業と社会――大隅国高山郷士守屋家をめぐって

 審良静男(あきら・しずお)大阪大微生物病研究所教授(54)=免疫学=自然免疫による病原体認識とシグナル伝達

 【日本学士院賞】

 杉山正明(すぎやま・まさあき)京都大教授(55)=東洋史学=モンゴル帝国と大元ウルス

 平朝彦(たいら・あさひこ)海洋研究開発機構地球深部探査センター長(60)=地質学=プレート沈み込み帯の付加作用による日本列島形成過程の研究

 川路紳治(かわじ・しんじ)学習院大名誉教授(75)=物理学=2次元電子系の実験的研究

 山本尚(やまもと・ひさし)米シカゴ大教授(63)=応用化学=有機典型元素化合物の高配位能を活用した化学反応性と物性の開拓

 玉尾皓平(たまお・こうへい)理化学研究所フロンティア研究システム長(64)=有機金属化学=同(山本氏との共同研究)

 堀幸夫(ほり・ゆきお)金沢工業大副学長(79)=機械工学=トライボロジーに関する研究

 加藤康司(かとう・こうじ)東北大教授(63)=機械工学=同(堀氏との共同研究)

 丸山利輔(まるやま・としすけ)石川県立大学長(73)=灌漑(かんがい)排水学=蒸発散と流出機構に基づく広域水需給分析に関する研究

 宮下保司(みやした・やすし)東京大教授(57)=生理学=連想記憶ニューロンの発見と大脳認知記憶システムの解明

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