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弥生の稲もみ、未炭化で出土 DNAで品種解明へ 群馬

2007年03月14日19時00分

 群馬県高崎市の国指定史跡「日高遺跡」から、弥生時代後期(3世紀)のものと見られる稲もみが未炭化の状態で多数見つかったと、高崎市教育委員会が14日発表した。もみがらは褐色で一部は玄米も入った状態だった。DNAを良好な状態で抽出できるとして、市教委は専門研究機関に分析を依頼した。未炭化状態の稲もみの発見は東日本では初めて。

写真出土した弥生時代の褐色の稲もみ(中央)。土器の破片で密封されていたため、炭化していない=群馬県高崎市教育委員会提供

 稲もみは、地下1.3メートルの泥に埋まった弥生土器の二つの破片で密封された状態で、2月初めに見つかったという。浅間山の爆発で降った軽石層(3世紀後半)よりも下の層にあった。泥と混ざっており、200〜300粒あるとみられている。

 稲のDNA分析に詳しい佐藤洋一郎・総合地球環境科学研究所教授は「未炭化の稲もみの出土は、滋賀県守山市の下之郷遺跡以来。DNA分析で弥生時代の稲の品種のまじわり具合を知ることができる」と期待する。

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