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絵本のヒット作を、一挙紹介 「ミリオンぶっく」が好評

2007年04月18日15時30分

 絵本のミリオンセラーを一覧できる「ミリオンぶっく」が好評だ。出版取り次ぎのトーハンが昨年末から全国の書店を通じ一般向けに配布しているもので、ブックガイドを求める若い親たちから反響が大きい。

写真左から『はらぺこあおむし』『ぐりとぐら』『いないいないばあ』

 紹介されているのは『きかんしゃやえもん』など50年代のヒット作から、90年代の『ウォーリーゆめのくにだいぼうけん!』まで、日本語の絵本73点。なつかしい顔ぶれは「名作の戦後史」として読むこともできる。

 売り上げ第一位は松谷みよ子『いないいないばあ』(童心社)で、累計400万冊。1967年の刊行からことし40周年を迎えた。当時赤ちゃん向けの絵本は翻訳もの中心で、きちんとした日本語の絵本を作りたい、との作家の情熱から作品が生まれた。「そういう歴史をアピールすると、読者の反応がいい」と同社担当者は話す。

 第2位は中川李枝子『ぐりとぐら』(福音館書店)で388万冊。単行本の刊行からやはり40周年、関連書全体だと1000万冊にのぼる。

 第3位はエリック・カール『はらぺこあおむし』(もりひさし訳、偕成社)で268万冊。色鮮やかな仕掛けでじわじわと人気を集め、昨年から続く30周年記念の催しも盛況だ。

 出版科学研究所によると、児童書市場は1000億円(06年)で、出版不況の中では堅調さを保つ。しかしここ数年の新刊点数の急増で店頭から既刊が追いやられ、逆に「読み継がれてきた本」への関心を高めた結果に。「出版社側も今後はロングセラー再評価へ動く」とトーハン担当者はみる。

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