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タイの近現代美術展 東京都現代美術館で開催中

2007年05月16日15時12分

 タイの近現代美術の変遷を、日本との交流を通して紹介する「Show Me Thai〜みてみ☆タイ〜」展が20日まで、東京・木場公園の東京都現代美術館で開かれている。両国の修好120周年を記念した企画展だが、日本の近現代美術を再考する手がかりも与えてくれる。

写真「Show Me Thai〜みてみ☆タイ〜」展の会場風景

 出品されているのは日本に滞在経験があるタイ人作家を中心に、奈良美智+grafら日本の美術家も含めた約70組の作品だ。

 20世紀半ば、タイは一足早く近代化を進めた日本から美術を吸収した。40年代に東京美術学校(現・東京芸術大学)に留学したチト・ブアブットは、外光表現を身につけタイにおける印象派の草分けとなった。一方、日本の美術家たちも海を渡った。横田仁郎はタイの美術工芸学校で教えながら「運河の風景」(54年)などを残した。

 戦後になると、日本発のポップカルチャーが、タイの美術表現にも少なからぬ影響を与えた。90年代には、多くのタイ人美術家が国際的に活躍を始め、そのステップの一つが日本での国際展であったり滞在制作であったりした。

 西洋の美術動向ばかりを追いかけてきたと見られがちな日本の近現代美術史だが、今展は、アジアというもう一つの豊かな鉱脈があることを改めて教えてくれる。

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