現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 古代文明の遺産、売らないで ペルーが競売会社に要請2007年05月18日21時44分 古代アンデス文明の貴重な遺産を売らないで――。ペルー政府が大手オークション会社に対し、違法に国外に持ち出された古代文明の工芸品を競売にかけないよう要請。しかしサザビーズは予定通り17日に実施し、クリスティーズも23日に行う予定を変えていない。 これまでに解明されたところでは、ペルーでは約5000年前から古代文明が栄え、16世紀のスペイン人の侵略でインカ帝国が滅びるまで続いた。 ロイター通信などによると、ペルー国立文化庁のバクラ長官は16日、スペイン人が侵略する前の文明の遺物は19世紀に制定された法律によってペルー政府が所有権を保持しており、政府の許可を得ない持ち出しはすべて違法だと説明した。 そのうえで「両社が競売を行うなら、合法的に国外に持ち出されたことを証明しなければならないが、不可能だろう」と述べた。 サザビーズは「要請は(根拠に)明らかに誤りがある。遺憾だ」とコメント。クリスティーズも「競売品は米国とペルー両国の考古学関連の合意に基づく法令を満たしている」としている。 PR情報この記事の関連情報 |