現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 ハリポタ訳者・松岡さん、居住国は日本 相互協議で認定2007年06月12日09時51分 東京国税局から35億円超の申告漏れを指摘された人気小説「ハリー・ポッター」の翻訳者松岡佑子さん(63)が、居住国の認定について日本とスイスとの相互協議を申し立てていた問題で、両国が松岡さんの実質的な居住国は日本だとする結論を出していたことが分かった。松岡さんはスイスの居住者だとして日本で申告していなかったが、同国税局は実際には生活の本拠が日本にあるとして、04年分までの3年間で35億円を超える申告漏れを指摘していた。 追徴税額は過少申告加算税を含めて7億円を超えるとみられ、松岡さんはこの課税処分への異議を申し立てていた。 関係者によると、松岡さんは01年7月、スイス・ジュネーブ市にマンションを購入、東京都から住民票を移した。スイス居住者だとして「ハリー・ポッター」の巨額の翻訳料を日本で申告せず、代表取締役を務めていた静山社が翻訳料の20%の所得税を源泉徴収して国に納めていた。スイスで申告すれば、結果的に節税になる形だった。 松岡さんはスイス移住後も頻繁に来日し、静山社代表として出版業務を取り仕切ったり、「ハリー・ポッター」の営業活動をしたりしていたため、国税局は生活の本拠が日本にあると判断したとみられる。
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