現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 団塊も若者も癒されたい? 仏教本好調2007年06月21日11時10分 この半年、カラーの写真などで国内の有名な寺や仏像を紹介する週刊分冊百科の発刊が相次いでいる。
先陣を切ったのは1月スタートの「古寺を巡る」(小学館)。創刊号「法隆寺」は、30万部を超える売れ行きと好調だ。 5月創刊の「日本の仏像」(講談社)は、仏像のパーツの原寸大写真が目玉。 最後発の「仏教新発見」(朝日新聞社)は、寺院などの建造物や仏像、仏画、庭の謎や不思議を紹介し、新しい「発見」を楽しむ構成だ。 各社、団塊の世代や高齢者を主な読者層に見込む。ところが、講談社が都内の書店と「日本の仏像」創刊号の購入者の年齢構成を調べたところ、30〜40歳代が約42%で、50歳代以上の約32%を大幅に上回った。 若者の関心が高い背景には、作家いとうせいこう、イラストレーターみうらじゅんの共著『見仏記』(角川文庫)や、漫画家柴門ふみの『ぶつぞう入門』(文春文庫)といった、若者も手にしやすい著作の影響もありそう。 1960〜80年代にも、重厚な仏教美術シリーズが人気だった。対して、出そろった3誌はともにA4判変型、約40ページと薄く、特別定価の創刊号を除き、580円と手頃な値段だ。 清泉女子大の山本勉教授(日本彫刻史)は、仏像ブームの理由を「信仰対象としてではなく、仏教に癒やされたい人が増えており、具体的関心が仏像や仏教美術に向いている」と見る。 PR情報 |