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グローバリゼーションと人文学 「論座」でスピバク氏

2007年10月31日11時03分

 米コロンビア大学教授で、社会と歴史の周辺に追いやられた人々「サバルタン」に注目し、既存の支配的思想を批判してきたガヤトリ・C・スピバク氏を「論座」12月号が取り上げた。掲載した講演録「人文学と変革のための活動」で、グローバリゼーションを「代補」するものとして、人文学の有効性を指摘している。

 スピバク氏はインド出身で、アイルランドの詩人イェーツに関する論文で博士号を取得した。現在、コロンビア大学の比較文学・社会研究所所長を務める。講演会は7月、東京の一橋大学であったもの。

 グローバリゼーションが、人種やジェンダーなどの差異をなくし、国々が平等になる体制を築くとしても、「こうしたバラ色の未来図もなんらかの画一化を必要とする」と指摘。

 画一化された世界では公正な世界は実現できないとして、グローバリゼーションと、言語的多様性にこだわる人文学の「ダブルバインド」(二重拘束)を意識しながら、公正な世界を思考すべきだと述べた。

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