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売れてます 短歌絵本

2007年11月08日11時07分

 短歌と解説と絵が三位一体になった『めくってびっくり短歌絵本』(穂村弘編、岩崎書店)が売れている。昨秋刊の『日常の短歌』(絵・西村敏雄)以降、今春の『家族の短歌』(同寺門孝之)までの5巻(1470円)はすべて増刷。箱入りのセット組(7350円)も好調だ。

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 それぞれ穂村選の14首を収録。横長の三つ折りページを開くと俵万智さんら現代歌人の口語短歌や、斎藤茂吉、与謝野晶子らの文語調旧仮名遣いの近代の歌がポップな、あるいはシュールな絵とともに目に飛び込んでくる。

 絵と穂村さんの詩のような短文に解釈を助けられて、読み手は理屈抜きに、ポエジーを感じる。編集者によれば、こどもよりも若い女性が主な読者だそうだ。

 「だれにでもわかるが原則の、コミュニケーションツールとしての言葉にはない多義性をもつ短歌の言葉の魅力をビジュアルに伝えたかった」と穂村さん。「それにしても、わずか31音からの情報を視覚化する作業は大変だったと思う」

 「最初はまったくイメージがつかめなかった」というのは第2巻『オノマトペの短歌』を担当した画家5人の中の最年少、高畠那生さん(29)だ。「永井陽子さんの〈べくべからべくべかりべしべきべけれすずかけ並木来る鼓笛隊〉なんて、まず読めなかった。でも繰り返し読むうち、意味不明だからこそ面白い、と。短歌と組んでまたやりたい」。

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