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やなせたかし 再び投稿詩誌

2007年12月05日11時44分

 〈たてばシャックリ/すわればバタン(略)老化現象はげしくて/無理な仕事はおことわり/なのになぜまた責任編集〉

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やなせたかしさん

 画家やなせたかしさん(88)のこんな詩を巻頭に掲げて、季刊「詩とファンタジー 投稿詩とイラストレーション」(かまくら春秋社)が創刊された。

 宇野亜喜良さんらの幻想的なイラストと、三木卓さんら詩人の詩やエッセーが素人の作品と溶け合う。プロ・アマが二人三脚でつくるビジュアル詩誌である。

 やなせさんにとっては、30年間手がけた「詩とメルヘン」(サンリオ)に続く、再びの大仕事だ。同人誌ではなく、子どもでも詩に親しめる場を、と「メルヘン」誌の責任編集を始めたのは73年。投稿詩の選から原稿書きまですべて担当し、中高校生の間で人気を集めた。叙情的画風を持つ若手画家の育成にも貢献したが、次第に低迷し、03年に休刊した。

 「ところが、読者の一部が断固離れない。同窓会もあって、ぜひもう一度、という。僕なりに慎重に考え、とにかく思いきってやってみようと」

 今回は専従者が実務を担う。「僕は表紙を描いて頼まれた詩とかを書けばいい。でも複雑なんだよね」という。「もう体もだめなのに。こけつまろびつしたあの苦しみをまた味わってみたいような……。我ながら懲りないやつだ」

 全96ページ、840円。

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