現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 星新一没後10年 偲ぶ企画相次ぐ2008年01月08日11時11分 ショートショートを日本に定着させたSF作家星新一。昨年は没後10年、デビュー50年にあたり、最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮社)が大佛次郎賞や講談社ノンフィクション賞に輝き、新井素子編『ほしのはじまり 決定版星新一ショートショート』(角川書店)が刊行されるなど、星作品を見直す作業が始まった。12月には東京で「偲(しの)ぶ会」も開かれ、ゆかりの作家が思い出を語りあった。 作家の入り口には星新一がいたという夢枕獏さん。「自分にも書けると思わせる作風だが、まねできるものではない。時代性を表してしまう固有名詞を書かなかった星のすごさは、この年になるとわかる」。『星新一 空想工房へようこそ』(新潮社)も監修した最相さんは、「親から子へと読み継がれる読者の多さが魅力」という。 「星新一ショートショート・コンテスト」の受賞者も参加。『仕掛け花火』(講談社)が復刊された江坂遊さんは、星が後継者と公言した作家だ。「千歳飴(ちとせあめ)と同じで、ある年齢の人しか読まない、と星さんは嘆いていた。だが、死後も読まれるよう、遠大な計画をしていた気がする」と語った。 PR情報 |