現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 耳で聴く星新一6編、米仏など22カ国へ2008年03月20日10時46分 ショートショートの名手星新一の作品を朗読したオーディオブック「きまぐれロボット コレクション」が、英米仏など世界22カ国に英語で同時配信された。発売元の伊藤忠商事は「日本文学を海外に広める手伝いをしたい」と話す。 『きまぐれロボット』(角川文庫)から「悪魔」「九官鳥作戦」など6編を収録。日本語版は俳優の大杉漣(れん)さんが朗読し、英語版は星の次女マリナさんが翻訳を手がけ、漫才コンビ・パックンマックンのパトリック・ハーランさんが朗読している。アップルが運営するアイチューンズ・ストアなど五つのサイトでの配信のみ。1編5〜7分で各300円。オーディオブックは語学教材などが一般的で、CDやテープという形が主流だったが、iPod(アイポッド)など携帯端末の普及で、デジタル配信が増えている。 伊藤忠商事は昨年5月、オーディオブック業界に参入。簿記、宅建などの教材系や、競馬の名レースの実況中継、ヨガなど、幅を広げている。音だけの世界で、想像力をたよりに独自の楽しみにひたれるところが受けているという。 米国では、大統領候補指名を争うオバマ氏やヒラリー・クリントン氏が、自著を朗読したオーディオブックでグラミー賞を受賞した。伊藤忠商事eビジネス課の岡田英之さんは「星作品は国や性別、年齢をとわないメッセージがある。ぜひ、グラミー賞をねらいたい」と意気込む。 PR情報 |