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日本最古級のアニメを発掘、復元 フィルムセンター

2008年03月27日08時05分

 大正時代の日本アニメーション草創期のフィルムが発掘され、復元作業をした東京国立近代美術館フィルムセンターが26日に会見し、一部を上映した。幸内純一作「なまくら刀(塙凹内(はなわへこない)名刀之巻(めいとうのまき))」(1917年)と、北山清太郎作「浦島太郎」(18年)の2本で、前者は劇場公開した日本のアニメでは、現存する最古のものだという。長さはともに2分。

写真「浦島太郎」から=原版所蔵・松本夏樹氏/復元・東京国立近代美術館フィルムセンター
写真「なまくら刀」から=原版所蔵・松本夏樹氏/復元・東京国立近代美術館フィルムセンター

 2本とも大阪府の映像文化史家の松本夏樹さん(55)が07年夏に、こっとう市で買った。「なまくら刀」は切れ味の悪い刀を持つ侍が、弱い相手に切りかかっては負ける、笑い話。

 フィルムセンターによると、1917年は「日本アニメ元年」に相当する年。日本初の劇場公開用アニメとされる下川凹天(おうてん)作「芋川椋三玄関番の巻」も17年に公開されたが、これは現在、フィルムが見つからない。

 フィルムセンターは今回の2本や、国産フィルム式トーキーでは現存最古の「政友会総裁 田中義一氏演説」(28年)など、新たに発掘や復元をした96本を4〜5月の特集上映「発掘された映画たち2008」で公開する。

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