現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 茶室を水と鉄で表現 杉本貴志展2008年04月30日14時30分 「無印良品」の店舗や「春秋」「響(ひびき)」などのレストランの空間デザインで知られる杉本貴志の個展が、東京・乃木坂のギャラリー間(ま)で開かれている。 展示されているのは二つの茶室のみ。下の階の茶室は鉄で壁が作られている。工場で見つけた穴のあいた廃材などが組み合わされ、ひんやりとした厳しさが伝わってくる。分解して移動可能で、ニューヨークの茶会でも使われた。 上の階の茶室は全くの新作で、ワイヤを伝わる水滴で壁が作られている。下に落ちた水をポンプで上に吸い上げて循環させる。水が照明に反射し、靴を脱いで中に入ると、まるで永遠の雨の中に座っているよう。 杉本さんは「お茶の作法を教えてくれたグラフィックデザイナーの田中一光さんと裏千家の伊住政和さんが亡くなって数年たって、ようやく心の整理ができたので、また茶室を作った」。コミュニケーションのありかたや自然とのかかわりについて考えたという。 鉄の茶室の雰囲気は「春秋」などでも感じることができるが、水を使った新しい空間は、杉本さんの今後の仕事に反映されるのかもしれない。(古賀太) ◇「杉本貴志展 水の茶室 鉄の茶室」 港区南青山1の24の3、TOTO乃木坂ビル内 ギャラリー間。日曜・月曜・祝日休み、5月31日まで。 PR情報この記事の関連情報文化・芸能
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