現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 ポスター・雑誌広告で戦後たどる 東京、印刷博物館2008年05月07日14時57分 戦後デザインの基礎となったポスターや雑誌広告を紹介する「1950年代日本のグラフィック」展が、東京都文京区の印刷博物館で開かれている。展示は3部構成となっており、懐かしいパッケージや雑誌の表紙など約500点から、当時のデザイナーたちの活動と時代状況をたどることができる。 「もはや戦後ではない」と経済白書が宣言し、石原慎太郎の『太陽の季節』が芥川賞を受賞したのが1956年。60年代の本格的な経済成長を前に、消費生活や文化活動を促す手段として、グラフィックデザインは発展した。 第1部の「生活をゆたかに」では、「ヒゲタしょうゆ」のポスター(54年)のように、調味料や化粧品など身近な消費にかかわる作品を展示している。家電製品の性能テストなど独自の編集姿勢を持つ雑誌「暮しの手帖」をはじめ、雑誌の表紙デザインも多彩だ。 第2部の「グラフィックデザインとは」には、「明治チョコレート」のポスター(55年)や各種展覧会の資料が集められ、デザインに対する認識が急速に高まっていった世相がわかる。 第3部「メイド・イン・ジャパン」では、海外誌での日本人デザイナーの紹介記事や、海外のデザイナーに依頼したたばこ「ピース」のパッケージなどで、デザインの国際化を確認できる。 いずれも懐かしく、かつ時代の諸相を証言するデザイン群だ。月曜休館(7日は休館)。7月6日まで(03・5840・2300)。(秋山亮太) PR情報この記事の関連情報文化・芸能
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