最近の写真はほとんどデジタルだが、フィルムを使う銀塩写真を守る運動がプロの写真家の間に広がっている。
中心は、写真集「Timescapes〜無限旋律〜」などで知られる広川泰士さん。コダックがフィルム生産を縮小し、フィルムカメラが店頭から次々消え、身近な現像所がなくなって、急にフィルムで撮ることに支障が出てきた。とりあえず仲間と4人で展覧会をやって銀塩写真の重要性を訴えたのが06年秋のこと。
写真展とトークショーを開くと若い人が集まり、写真家の友人も来てくれた。毎年開くうちに仲間が増え、今回は今年70歳の鋤田正義さんから29歳の広川智基さんまで26人。小冊子「Save the Film」を編んで、それぞれが「デジタル写真には質感がない」「フィルムだと枚数に限りがあるから真剣勝負」「フィルムを現像すると、すべて焼き具合が違う」などと銀塩写真への愛着を語る。
今年の写真展は東京、名古屋を巡り、24日まで京都市のartzone(電話075・212・9676)で。詳細はホームページ(www.gs-s.info)に。(古賀太)