|
|
将棋の第1期リコー杯女流王座戦で初代覇者となった加藤桃子女流王座(16)の就位式が今月上旬、都内のホテルであった。女流棋士ではなく、男性と同じプロ養成制度の下で棋士を目指す奨励会員。清水市代女流六段(43)と五番勝負を戦い、3勝2敗でタイトルを獲得した。
「あの(東日本)大震災の日、将棋会館で記録係を務めていました。その日は、森下先生(=卓九段)と歩いて帰りました。修業中の身の私が(女流王座戦に)出て良いのか、迷いがありましたが、森下先生に『それは出る一手です』と言われて、気持ちが固まりました」
「私がタイトル保持者としてすべきことは、ひたすら強くなること、来期のタイトル戦で、さらに強くなった私を見ていただくことだと思っています」
16歳とは思えない堂々とした話しぶりに、約200人の将棋ファンらは惜しみない拍手を送った。(村瀬信也)