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2012年5月18日10時17分
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クラブじゃ踊れない? 風営法違反、店の摘発相次ぐ(2/2ページ)

写真:摘発前のクラブ「NOON」で盛り上がる客たち=2010年6月、YOHEY WAKAMOTO氏撮影拡大摘発前のクラブ「NOON」で盛り上がる客たち=2010年6月、YOHEY WAKAMOTO氏撮影

 昨年、クラブ3店が摘発された京都では、法改正を求めて今年3月、経営者が府議会に陳情。近く、利用者や音楽家らとも連携し、10万人を目標に署名集めを始める。

 呼びかけ人の一人、音楽家坂本龍一さんは「クラブはサブカルチャーのハブ(中継点)。音楽、ダンス、アート、文学、ITなど多くの分野がつながっている。クラブ文化を取り締まるのは時代錯誤。日本文化破壊といっても過言ではない」と批判する。

 「芸能人の薬物事件がきっかけでは」「暴力団排除条例と関係があるのか」――。関西に限らず全国で一斉に取り締まりが強化され、捜査側の真意をいぶかる声も広がる。

 横浜市の「ロゴス」は先月、前身店も合わせ18年の歴史の幕を閉じた。近くに幼稚園があり、営業許可をとれなかった。村田直寛店長(32)は「警察はずっと目をつぶってきたのに、昨春から指導が厳しくなった」と明かす。

 斎藤弁護士は言う。「風営法は規定があいまいで恣意(しい)的な取り締まりにつながりやすく、解釈次第でライブハウスやバーさえも摘発対象になりうる。法改正へ向けて民意を得るために、業界が結束してクラブに対する負のイメージを払拭(ふっしょく)し、文化としての価値を高めていくことが大切だ」(神庭亮介)

    ◇

 〈クラブ〉 DJの流す音楽に合わせ、客がダンスを楽しむ店。日本では90年代、下火になったディスコにかわって広がった。音楽に限らず、映像やファッションなど様々な文化の発信基地としての役割も果たしている。無許可営業は風営法違反となり、2年以下の懲役か200万円以下の罰金。

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