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2012年6月9日10時58分
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シュールレアリスムの現代性 マックス・エルンスト展

 シュールレアリスム(超現実主義)の代表的な画家、マックス・エルンスト(1891〜1976)の大規模展が24日まで、横浜美術館で開かれている(10月に宇都宮美術館へ)。約150点からは、シュールレアリスムの特質と現代性が味わえる。

 エルンストの最も特徴的な手法は、木や石の表面に紙をあて鉛筆でこすり出すフロッタージュ。これによって、シュールレアリスムが求めた意識下のイメージをとらえようとした。

 油彩画にも、こすり出した木目のイメージなどを使ってきたが、代表作の一つ「三本の糸杉」にも、そんな感覚がある。

 4分割された画面に3本の糸杉。しかし形は、杉というより怪しい物体に見える。そこに全く異質な質感が貼り付けられ、徹底的な異化がはかられている。

 グラフィックな感覚や別の図像を貼り込んだCG的ともいえる処理も楽しい。

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