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2012年6月14日10時26分
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AKB総選挙・コンプガチャ… 買ったのは達成感?(1/2ページ)

写真:AKB48の「選抜総選挙」。「候補者」であるメンバーのポスターを眺めるファンたち=6日、東京・日本武道館拡大AKB48の「選抜総選挙」。「候補者」であるメンバーのポスターを眺めるファンたち=6日、東京・日本武道館

 一人で何枚もCDを買って、アイドルの人気投票に熱狂するAKB48の「総選挙」。「中学生が親のスマートフォンで遊んで70万円の請求が来た」などと、ゲーム内の特別なアイテムのため、高額な支払いが問題化した「コンプガチャ」。門外漢は首をかしげるばかりだが、人々を駆り立てるのは何なのか。「ゲーム」をキーワードに考えた。

 「1票で順位が変わる可能性があると思うとね」

 6日、東京・日本武道館であったAKB48の「選抜総選挙」に駆けつけた、名古屋市の男性会社員(40)は苦笑いを浮かべた。

 候補者237人から投票で、次のシングル曲に出られるメンバーを選ぶ。対象のCD(1600円)を買うなどして投票権を得る。

 途中集計で、男性のお気に入りのメンバーが30位台に躍進。それまで10票を投じていたが、CD10枚を買い足して、追加で投票した。「正直、あおられているな、とは思いますよ」

 「AKBは、ファンが参加するゲームなんです」と指摘するのは、『萌(も)えビジネスに学ぶ「顧客を熱中させる」技術』の著者、藤原実さん。人気度を分かりやすく数値化し、メンバーと彼女を応援するファンが一体となって競い合う年1回の総選挙は、その象徴的なイベントだ。頻繁に開かれる握手会では、メンバーごとに並ぶファンの列の長さで、人気が可視化される。

 「ファンは単なる消費者ではない。AKBというコミュニティーの構成員として、メンバーと目標を共有して盛り上がる」

 コンプガチャの舞台はまさに、携帯電話で他人と交流しながら遊ぶ「ソーシャルゲーム」だ。

 ソーシャルゲームの大半は無料で始められるが、ある時点から有料のアイテムを使って、有利に進めようとするユーザーが出てくる。お金を出せば、時間短縮のほか、より強かったり、珍しかったりするアイテムが手に入る。

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