2020年7月6日14時18分
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(写真)は、85歳の誕生日に当たる6日、自身によるマントラ(真言)の詠唱や教えと、音楽で構成されたアルバム「Inner World(インナーワールド)」をリリースした。写真は2018年9月、ドイツのダルムシュタットで撮影(2020年 ロイター/Ralph Orlowski)
[6日 ロイター] - チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は、85歳の誕生日に当たる6日、自身によるマントラ(真言)の詠唱や教えと、音楽で構成されたアルバム「Inner World(インナーワールド)」をリリースした。
アルバムは、ニュージーランドのミュージシャン、ジュネル・クニンさんが2015年、ダライ・ラマに制作を提案したことで実現した。
クニンさんは、オークランドの自宅からロイターのインタビューに対して、ダライ・ラマがアルバム制作に同意した時には驚いたと振り返り「レコーディングの際は、私はまるで木の葉のように震えていました」などと話した。
クニンさんはまず、インドのダルムサーラにあるダライ・ラマの住居でレコーディング。その後ニュージーランドに戻り、夫のエイブラハムさんら他のミュージシャンとともに音楽をプロデュースしたという。
ダライ・ラマは、アルバムのプロモーションビデオの中で、アルバムを制作した理由を聞かれると「私の人生の目的は、出来る限り奉仕すること」と語った。