写真・図版 9月3日、アブダビ文化観光局は、昨年11月に美術品として史上最高額で落札されたレオナルド・ダビンチの作品「サルバトール・ムンディ」(救世主)の展示を延期すると発表した。理由は明らかにしていない。昨年10月撮影の提供写真(2018年 ロイター/Courtesy Christie's New York)

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 [アブダビ 3日 ロイター] - アブダビ文化観光局は3日、昨年11月に美術品として史上最高額で落札されたレオナルド・ダビンチの作品「サルバトール・ムンディ」(救世主)の展示を延期すると発表した。理由は明らかにしていない。

 同絵画はアブダビにある仏ルーブル美術館の別館「ルーブル・アブダビ」で9月18日から展示される予定だった。

 キリストが描かれたこの作品は、昨年11月に米ニューヨークで行われたオークションで4億5030万ドル(約500億円)で落札された。

 匿名の購入者を巡って、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、関係筋の話としてサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子だと伝えた。

 サウジ政府高官はこの報道を否定したが、ロイターが閲覧した文書では、後に初代文化相に就任したバドル・ビン・アブドラ王子がアブダビ文化観光局の代理として同絵画を購入したことが示されていた。

 同作品は最近になって発見され、現存するダビンチの絵画としては唯一の個人所有だった。落札額は、オークションを主催した競売会社クリスティーズが予想した1億ドルを4倍以上上回った。