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 [ニューヨーク 10日 ロイター] - 英ロンドンのナショナル・ギャラリーが所有するフランスの画家アンリ・マティスの絵画について、作品のモデルとなった女性の孫3人が、絵画が盗まれたものだと主張し返還を求めていた裁判で、米ニューヨークの控訴裁判所は10日、孫らの訴えを却下した。

 同裁判所の判事は3対0で、連邦外国主権免除法に基づき、ナショナル・ギャラリーと英国には絵画を返還する義務はないとの判断を示した。

 問題の絵は1908年製作の「グレタ・モールの肖像」。モデルのマルガリータ・モールさんの夫が購入したが、1947年の夫の死去後、モールさんは絵画を夫の教え子に預けた。孫らによると、この教え子は作品を盗み、絵画はマンハッタンやロンドンの画廊などを経て、1979年にナショナル・ギャラリーが購入したという。

 この日の判決は、2017年9月のマンハッタン地裁の判断を支持するもの。