写真・図版 中国の現代芸術家で人権活動家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏がメキシコでの個展で、2014年9月に同国で起きた学生集団失踪事件をテーマとするインスタレーション作品を公開した。メキシコ市で4月11日撮影(2019年 ロイター/Edgard Garrido)

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 [メキシコ市 12日 ロイター] - 中国の現代芸術家で人権活動家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏がメキシコでの個展で、2014年9月に同国で起きた学生集団失踪事件をテーマとするインスタレーション作品を公開した。

 この事件では、同国南部にあるアヨツィナパ教員養成学校の学生43人が腐敗した警察により拉致され、麻薬組織に引き渡された後殺害されたとみられている。

 「記憶の復元」と題した今回の展示の目玉は失踪した学生らの肖像で、100万個ものレゴブロックで作られた。これらのイメージは、再調査を望む家族らがしばしば掲げてきたもので、国民の目に焼き付いている。

 中国政府に批判的な活動で知られる艾氏は会見で「わたしたちはなぜこれをしなければならないのか。すべての犯罪は空虚さを生み、社会を汚染していくからだ」とコメントした。

 艾氏は、四川省で2008年に発生した地震において、政府が建築した学校で数千人の学生が死亡した問題の調査を政府が拒否したことに刺激を受けたと説明。「息子を失ったメキシコの人々のことを思い出した」と述べた。